Qwik - Resumabilityで初期JavaScriptを抑える設計

2026.07.11

公式ドキュメント

Qwikとは

Qwikは、サーバーで生成した状態やイベント情報をHTMLへシリアライズし、ブラウザ側で処理を**再開(resume)**する設計のJavaScriptフレームワークです。ページ全体を起動し直す一般的なハイドレーションとは異なり、操作に必要なコードを必要になった時点で読み込みます。

ただし「JavaScriptが一切不要」という意味ではありません。初期実行を抑え、利用された機能のコードを遅延して取得する仕組みです。

$が示す遅延ロード境界

Qwikではcomponent$onClick$$()など、名前末尾の$がコード分割可能な境界を表します。

import { component$, useSignal } from '@builder.io/qwik';

export const Counter = component$(() => {
  const count = useSignal(0);

  return (
    <button onClick$={() => count.value++}>
      Count: {count.value}
    </button>
  );
});

イベントハンドラーは、ユーザーが操作するまで取得を遅らせられます。一方、ブラウザ専用処理を多用すると利点が小さくなるため、useVisibleTask$は必要な場面に限定します。

Qwik Cityの役割

Qwik Cityはファイルベースルーティング、レイアウト、データ取得、エンドポイントなどを提供するメタフレームワークです。SSRや静的生成を含むアプリ全体を構成するときに利用します。

採用前に確認すること

  • 対象ブラウザとデプロイ先に対応するアダプター
  • 既存ライブラリがサーバー実行やシリアライズに対応できるか
  • 遅延ロード後の操作速度だけでなく、実機でのCore Web Vitals
  • フレームワークの更新状況と移行ガイド

公式ブログではQwik 2.0へ向けた設計変更も案内されています。新規導入時は、固定された記事中のバージョン番号ではなく、公式ドキュメントとリリース情報を確認してください。

参照

← 一覧に戻る
PR
PR
PR
PR