スコープとは

スコープとは、作る範囲のことです。
スコープを決めるとは、何を作るかだけでなく、今回は何を作らないかを決めることです。
例
学習記録アプリのスコープ:
| 入れる | 入れない |
|---|---|
| 学習時間を追加 | SNS共有 |
| 一覧表示 | ログイン |
| 合計時間表示 | AIアドバイス |
最初は小さく作り、後で広げます。
スコープが広がる問題
作っている途中で「あれも欲しい」と増えることをスコープクリープと呼ぶことがあります。
初心者の制作では、スコープが広がると完成しにくくなります。
対策
最初にMVPを決めます。追加したい機能は、今すぐ入れずに「次回改善」に回します。
In ScopeとOut of Scope
文化祭申込アプリを2週間で作るなら、境界を文章で残します。
In Scope:
- 生徒が名前と希望枠を送信
- 担当者が申込一覧を確認
- 重複送信を拒否
Out of Scope:
- 決済
- 自動メール
- 詳細な集計graph
途中でメール機能の要望が出たら、必要性、期限、追加作業、既存機能への影響を確認します。追加するなら、別機能を外す、期限を延ばす、担当を増やすなどの調整が必要です。
成功例は、入れるものと入れないもの、完了条件、変更の決め方が共有されている状態です。失敗例は、「便利そう」という理由で機能を追加し続け、主要機能が完成しないことです。
Scopeを狭くすることは品質を捨てることではありません。個人情報保護や入力検証など、必要な安全条件は小さな構成でも守ります。 境界はREADMEやissueに残し、関係者と同じ内容を確認します。
確認問題
期限直前に通知機能を追加したいと言われました。すぐ着手せず、目的への必要性と、何を外すか・期限を変えるかを確認します。
必要な状態の整理は要件定義とは?、価値を試す最小範囲はMVPとは?を参照してください。
まとめ
スコープは、作る範囲です。完成させるためには、作らない範囲を決めることも重要です。
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