Aレコード・CNAME・ALIAS・ANAMEの使い分け

入門 | 11分 で読める | 2026.06.16

公式ドキュメント

Aレコード、CNAME、ALIAS、ANAMEは、ドメインをWebサイトの配信先へ向ける時によく出てくるDNS設定です。

一言でいうと

AレコードはIPアドレスへ向け、CNAMEは別のホスト名へ向け、ALIAS/ANAMEはapexドメインでCNAMEのように使うための事業者独自機能です。

まず比較

種類向ける先標準DNSかよく使う場面
AIPv4アドレス標準example.com をIPへ向ける
AAAAIPv6アドレス標準IPv6対応
CNAME別のホスト名標準www.example.com をホスティング先へ向ける
ALIAS別のホスト名のような指定事業者独自apexドメインをホスティング先へ向ける
ANAME別のホスト名のような指定事業者独自ALIASと似た用途

Aレコード

Aレコードは、ドメイン名をIPv4アドレスへ向けます。

example.com.  A  203.0.113.10

固定IPのサーバーへ向ける場合にわかりやすい設定です。ただし、ホスティングサービスによってはIPアドレスではなくCNAMEを指定するよう案内されることがあります。

CNAME

CNAMEは、ある名前を別のホスト名へ向ける別名レコードです。

www.example.com.  CNAME  example-hosting.example.net.

ホスティングサービスが配信先ホスト名を提示する場合、www などのサブドメインにはCNAMEを使うことが多いです。

apexドメインではCNAMEに注意

example.com のようなルート部分を apexドメイン、またはルートドメインと呼ぶことがあります。

DNSのルール上、apexドメインにはSOAやNSなど重要なレコードが必要です。そのため、標準的にはapexドメインへCNAMEを置けません。

example.com.  CNAME  example-hosting.example.net.  # 避ける

ALIAS / ANAME

ALIASやANAMEは、DNS事業者が提供する独自機能です。利用者にはCNAMEのように見えますが、DNS事業者側で最終的にA/AAAAのような回答に変換します。

利点注意
apexドメインをホスティング先へ向けやすい標準DNSレコードではなく事業者依存
IP変更をDNS事業者側が追従できる移行時に同じ機能があるとは限らない

ALIASやANAMEは便利ですが、DNSの標準レコード名ではなく、提供事業者ごとの機能として理解します。

使い分けの目安

やりたいことよく使う設定
www.example.com をホスティング先へ向けるCNAME
example.com を固定IPへ向けるA / AAAA
example.com をCNAME指定のホスティングへ向けるALIAS / ANAME / 事業者指定のA
メールを使うMX、TXTも必要

よくある誤解

誤解実際
CNAMEはどこにでも置けるapexドメインでは制約があります
ALIASは標準DNSレコード多くの場合、DNS事業者の独自機能です
AとCNAMEは同じIPへ向けるか、別名へ向けるかが違います
DNS設定は1行だけで全部終わるwww、apex、メール、所有確認などで複数必要です

まとめ

AレコードはIPv4アドレス、AAAAはIPv6アドレス、CNAMEは別のホスト名へ向けます。apexドメインをホスティング先へ向ける時は、Aレコード、ALIAS、ANAME、またはサービス指定の設定を確認します。

参考リソース

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