CDNを使うとドメイン表示の流れはどう変わるか

入門 | 10分 で読める | 2026.06.16

公式ドキュメント

CDNを使うと、利用者のブラウザは多くの場合、直接オリジンサーバーへ行くのではなく、CDNのエッジサーバーへ接続します。

一言でいうと

CDNを使うと、DNSは利用者をCDNへ向け、CDNがキャッシュまたはオリジン取得によってWebサイトを返します。

CDNなしの流れ

ブラウザ
  -> DNSでサーバーを調べる
  -> Webサーバーへ接続する
  -> HTML/CSS/JSを受け取る

シンプルですが、利用者が遠い場所にいる場合やアクセスが多い場合、サーバー負荷や遅延が大きくなることがあります。

CDNありの流れ

ブラウザ
  -> DNSでCDNの配信先を調べる
  -> 近いエッジサーバーへ接続する
  -> キャッシュがあればCDNが返す
  -> なければオリジンから取得して返す

CDNの裏側にある元のサーバーをオリジンと呼びます。

登場人物

登場人物役割
ブラウザURLを開く利用者側
DNSドメインをCDNの配信先へ向ける
CDNエッジ利用者に近い場所で配信する
オリジン元データを持つサーバーやホスティング
キャッシュ一度取得した内容を再利用する仕組み

DNS設定はどう変わるか

CDNを使う場合、DNSはCDNが指定する宛先へ向けます。

www.example.com.  CNAME  example-cdn.example.net.

apexドメインでは、CDN事業者の指定に従ってA、ALIAS、ANAMEなどを使うことがあります。

キャッシュで起きること

CDNは、HTML、CSS、JavaScript、画像などをキャッシュできます。

状態動き
キャッシュヒットCDNがすぐ返す
キャッシュミスCDNがオリジンへ取りに行く
キャッシュ期限切れ再検証または再取得する
パージ管理者がキャッシュを削除する

CDNを使うと、DNSだけでなくCDNキャッシュも表示内容に影響します。

HTTPS証明書もCDN側で考える

CDNが利用者からのHTTPS接続を受ける場合、CDN側で証明書が必要です。さらに、CDNからオリジンへ接続する通信もHTTPSにするのが基本です。

区間確認すること
ブラウザ -> CDN公開ドメインの証明書
CDN -> オリジンオリジン側の証明書や設定

よくある誤解

誤解実際
CDNを入れると必ず速くなるキャッシュ設定や配信内容によります
DNSを変えれば古い表示は消えるCDNキャッシュが残る場合があります
CDNがあればオリジンは不要元データや動的処理の場所が必要です
HTTPSはオリジンだけでよいブラウザとCDN間の証明書も必要です

まとめ

CDNを使うと、ドメインはCDNへ向き、CDNがキャッシュまたはオリジン取得でコンテンツを返します。表示不具合では、DNS、CDN証明書、オリジン接続、キャッシュを分けて確認します。

参考リソース

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