SSG・SSR・ISR・CSR の違い

入門 | 9分 で読める | 2026.07.09

公式ドキュメント

まず結論

SSG、SSR、ISR、CSRの違いは、HTMLをいつ、どこで作るかです。

方式HTMLを作るタイミング
SSGビルド時
SSRリクエスト時
ISRビルド後、必要に応じて再生成
CSRブラウザ上でJavaScriptが描画

名前だけ覚えるより、「いつHTMLができるのか」を見ると理解しやすくなります。

SSG

SSGはStatic Site Generationの略です。ビルド時にHTMLを作ります。

npm run build
  -> index.html
  -> about/index.html

向いているもの:

  • ブログ
  • ドキュメント
  • 会社サイト
  • 更新頻度が高すぎないページ

事前にHTMLがあるため、CDNで配信しやすく、表示も速くなりやすいです。

SSR

SSRはServer Side Renderingの略です。ユーザーのリクエストを受けてから、サーバがHTMLを作ります。

request
  -> server
  -> DB/API
  -> HTML response

向いているもの:

  • ログイン後のページ
  • ユーザーごとに内容が変わるページ
  • 常に最新データが必要なページ
  • 検索条件に応じて内容が変わるページ

柔軟ですが、サーバ処理が必要なので構成はやや複雑になります。

ISR

ISRはIncremental Static Regenerationの略です。静的生成と再生成を組み合わせる考え方です。

最初は静的に配信し、一定時間後や必要なタイミングでページを再生成します。

向いているもの:

  • 商品ページ
  • 記事ページ
  • 一覧ページ
  • ある程度新しさが必要だが毎回SSRしなくてよいページ

Next.jsなどでよく聞く言葉です。

CSR

CSRはClient Side Renderingの略です。最初にHTMLの土台とJavaScriptを配り、ブラウザ側で画面を作ります。

browser
  -> JS download
  -> API fetch
  -> render UI

向いているもの:

  • 管理画面
  • ダッシュボード
  • 操作が多いアプリ
  • ログイン後の複雑なUI

ただし、初回表示がJavaScript量に影響されやすく、SEOや初期表示の設計に注意が必要です。

比較

方式強み注意点
SSG速い、構成がシンプル頻繁な更新には工夫が必要
SSR常に動的に返せるサーバ負荷や応答速度
ISR速さと更新性のバランスキャッシュ設計が必要
CSRアプリ的な操作に強い初回JSが重くなりやすい

選び方

まず、ページ単位で考えます。

  • 会社概要: SSG
  • ブログ記事: SSG
  • ログイン後のマイページ: SSRまたはCSR
  • 管理画面: CSR
  • 商品ページ: SSG、ISR、SSRの候補

サイト全体を1つの方式に固定する必要はありません。ページごとに適した方式を選ぶのが現実的です。

実践メモ: 「どの方式が一番良いか」ではなく、「そのページは事前に作れるか、アクセス時に作る必要があるか」で考えます。

まとめ

SSGはビルド時、SSRはリクエスト時、ISRは必要に応じた再生成、CSRはブラウザ側描画です。

レンダリング方式は、表示速度、SEO、サーバ構成、更新頻度に影響します。まずはHTMLがいつ作られるかを押さえると、各フレームワークの説明も読みやすくなります。

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