コード原則ミニ辞典:DRY / KISS / YAGNI / AHA

入門 | 8分 で読める | 2026.06.18

公式ドキュメント

概要

このチートシートでは、コードを書くときによく出てくる設計原則を短く整理します。

原則は暗記するものではなく、迷ったときの判断材料として使います。

最初に覚える4つ

原則一言でいうと注意点
DRY同じ知識を重複させない似たコードを全部まとめる意味ではない
KISS必要以上に複雑にしない短いコードが常に良いわけではない
YAGNI今いらない機能を作らない雑に作るという意味ではない
AHA急いで抽象化しない重複を放置し続ける意味ではない

DRY

見るポイント判断
同じ業務ルールが複数箇所にある共通化を検討
同じ変更で複数箇所を直すDRY違反の可能性
見た目が似ているだけすぐ共通化しない

KISS

複雑なサイン見直し方
ネストが深いガード節を使う
引数が多い関数やデータ構造を見直す
汎用関数が読みにくい目的別に分ける
抽象層が多い本当に必要か確認する

YAGNI

作りたくなるもの判断
将来使いそうなオプション具体的な要件が出るまで待つ
未使用の抽象クラス今使わないなら作らない
予定だけの分岐実装時に追加する
使われていない設定削除を検討する

AHA

状況判断
似たコードが2箇所まだ様子を見る
3回同じ変更をした抽象化を検討
共通化すると引数が増える急がない
名前が具体的に付く抽象化しやすい

他にも覚えたい原則

原則意味
単一責任変更理由を1つにする
ガード節対象外条件を先に返す
Fail Fast問題を早く検出する
Composition over Inheritance継承より部品の組み合わせを優先する
Tell, Don’t Askデータを聞き出しすぎず責務の場所で判断する

迷ったときの順番

  1. まず正しく動くか
  2. 名前で意図が伝わるか
  3. 変更理由が混ざっていないか
  4. 同じ知識が重複していないか
  5. 不要な先回りをしていないか
  6. 共通化で読みやすくなるか

この順番で見ると、原則を使いやすくなります。

まとめ

コード原則は、絶対ルールではなく判断の道具です。DRY、KISS、YAGNI、AHAをセットで見ると、重複を減らしつつ、早すぎる共通化も避けやすくなります。

参考リソース

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