初心者向けCLAUDE.mdを改善する

入門 | 12分 で読める | 2026.06.17

公式ドキュメント

今回やること

この記事では、曖昧な CLAUDE.md を、AIが実行しやすい具体的な指示に改善します。

CLAUDE.mdは、AIに気持ちを伝える文章ではなく、作業ルールを具体的に渡すファイルです。

前提条件

  • CLAUDE.md がある、またはこれから作る
  • プロジェクトのテスト・ビルドコマンドがわかる
  • チームや個人の禁止事項を整理できる

Step 1: 悪い例を見る

次のような CLAUDE.md は曖昧です。

# ルール

- いい感じに実装する
- きれいなコードにする
- テストも適切にやる
- セキュリティに気をつける

方向性はわかりますが、AIが何をすればよいか判断しにくいです。

Step 2: 技術スタックを書く

## 技術スタック

- Runtime: Node.js
- Framework: Astro
- Language: TypeScript
- Package manager: npm

使っている技術を短く書きます。バージョンが重要なら明記します。

Step 3: コマンドを書く

## よく使うコマンド

- 開発サーバー: `npm run dev`
- ビルド: `npm run build`
- 型チェック: `npm run typecheck`

AIに「テストして」と言うより、実行すべきコマンドを明記します。

Step 4: 作業ルールを書く

## 作業ルール

- 変更前に関連ファイルを読む
- 大きな変更では先に計画を出す
- 既存の設計や命名に合わせる
- 関係ないリファクタを混ぜない
- 変更後に必要な検証コマンドを実行する

AIが迷いやすい点を先に書きます。

Step 5: 禁止事項を書く

## 禁止事項

- APIキー、秘密鍵、個人情報をログや記事に出さない
- 本番DBを直接変更しない
- `git reset --hard` のような破壊的操作を勝手に実行しない
- ユーザーの未コミット変更を勝手に戻さない

禁止事項は、事故防止のために明確にします。

Step 6: 出力形式を書く

レビューや報告の形式も指定できます。

## 報告形式

作業完了時は、次を短く報告する。

- 変更したファイル
- 実行した検証
- 残っている懸念

改善後の例

# Project Instructions

## 技術スタック

- Runtime: Node.js
- Framework: Astro
- Language: TypeScript
- Package manager: npm

## よく使うコマンド

- Build: `npm run build`
- Type check: `npm run typecheck`

## 作業ルール

- 変更前に関連ファイルを読む
- 大きな変更では先に計画を出す
- 既存の設計と命名に合わせる
- 関係ないリファクタを混ぜない

## 禁止事項

- 秘密情報を出力しない
- 破壊的なGit操作を勝手に実行しない
- 本番環境を直接変更しない

よくあるエラー

エラーよくある原因確認すること
AIが守らない指示が曖昧具体的な行動にする
コンテキストを圧迫する長く書きすぎ常時必要なものだけ残す
古いコマンドを実行する更新されていないpackage.jsonと照合する
矛盾する複数の指示が競合定期的に整理する

まとめ

CLAUDE.md は、AIに毎回渡す作業ルールです。技術スタック、実行コマンド、作業ルール、禁止事項、報告形式を短く具体的に書きます。曖昧な表現を減らし、AIが確認可能な行動に落とし込むことが重要です。

参考リソース

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