Core Web Vitals とは何か:LCP・CLS・INPを整理する

入門 | 9分 で読める | 2026.07.09

公式ドキュメント

まず結論

Core Web Vitalsは、Webページの体感品質を見るための代表的な指標です。

主に次の3つを見ます。

指標見ていること
LCP大きな要素が表示されるまで
CLS画面がどれだけズレるか
INP操作にどれだけ反応できるか

難しい点数としてではなく、ユーザーが「遅い」「ガタつく」「反応しない」と感じる原因を分ける指標として理解します。

LCP

LCPは、Largest Contentful Paintの略です。ページ内の大きな要素が表示されるまでの時間を見ます。

LCP対象になりやすいもの:

  • ヒーロー画像
  • 大きな見出し
  • メインビジュアル
  • ファーストビューの大きな画像

LCPが悪くなる原因:

  • 画像が重い
  • サーバの応答が遅い
  • CSSやJavaScriptが表示を邪魔している
  • 重要画像が遅延読み込みになっている

トップ画像が数MBあると、LCPが悪くなりやすいです。

CLS

CLSは、Cumulative Layout Shiftの略です。ページ表示中にレイアウトがどれだけズレたかを見ます。

よくある原因:

  • 画像にwidth/heightがない
  • 広告枠が後から挿入される
  • Webフォントで文字幅が変わる
  • 上部に後からバナーが出る

ユーザーがボタンを押そうとした瞬間に位置がズレると、誤クリックにつながります。

画像には widthheight を指定し、後から出る要素にはあらかじめ場所を確保します。

INP

INPは、Interaction to Next Paintの略です。クリックや入力などの操作に対して、ページがどれくらい速く反応するかを見ます。

悪くなる原因:

  • JavaScriptの処理が重い
  • メインスレッドが詰まっている
  • 大量のイベント処理が走る
  • クリック時に重い計算をしている

見た目の読み込みが速くても、ボタンを押して反応が遅いページは使いにくく感じます。

改善の方向

指標改善例
LCP画像圧縮、重要画像の優先読み込み、サーバ応答改善
CLS画像サイズ指定、広告枠確保、後出しUIの整理
INPJS削減、重い処理の分割、不要なイベント削除

すべてを一度に直そうとせず、実際に悪い指標から見ます。

Lighthouseとの関係

LighthouseでもCore Web Vitalsに近い情報を確認できます。ただし、Lighthouseはその場で測るラボデータです。

実際のユーザー環境では、端末、通信速度、地域、キャッシュ状態によって変わります。

見る時は次を分けます。

  • Lighthouseの計測結果
  • 実ユーザーの計測
  • DevToolsでの手元確認

実践メモ: 画像が遅いならLCP、画面がズレるならCLS、操作が重いならINPというように、症状から指標へ戻ると考えやすいです。

まとめ

Core Web Vitalsは、体感速度と使いやすさを測る代表指標です。LCPは表示、CLSはズレ、INPは反応を見ます。

点数を眺めるだけでなく、どの要素が原因なのかをDevToolsやLighthouseで確認することが大切です。

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