Lighthouse の読み方:Performance・Accessibility・SEOを見る

入門 | 9分 で読める | 2026.07.09

公式ドキュメント

まず結論

Lighthouseは、点数を競う道具ではなく、改善候補を見つけるための診断ツールです。

Chrome DevToolsから実行でき、ページの品質を複数の観点で確認できます。

主なカテゴリ:

  • Performance
  • Accessibility
  • Best Practices
  • SEO

Performance

Performanceは、ページの表示速度や体感速度に関係します。

よく見る項目:

  • LCP
  • CLS
  • INP
  • render-blocking resources
  • unused JavaScript
  • image size

特に画像が大きい、CSSやJavaScriptが重い、外部スクリプトが多い場合に点数へ影響します。

ただし、Lighthouseの数値は実行環境に左右されます。1回の点数で判断せず、複数回見て傾向を確認します。

Accessibility

Accessibilityは、使いやすさと読み上げ対応に関係します。

よく見る項目:

  • 画像にaltがあるか
  • ボタンに名前があるか
  • コントラストが十分か
  • フォームにlabelがあるか
  • 見出し構造が自然か

アクセシビリティは、特別な対応ではなく、普通に使いやすいUIを作るための基礎です。

Best Practices

Best Practicesでは、安全性やブラウザの推奨事項に関する項目が出ます。

例:

  • HTTPSを使っているか
  • コンソールエラーがないか
  • 非推奨APIを使っていないか
  • 画像の縦横比が正しいか

ここで出る指摘は、すぐ直せるものもあれば、設計変更が必要なものもあります。

SEO

SEOでは、検索エンジンがページを理解しやすいかを見ます。

確認項目:

  • titleがあるか
  • meta descriptionがあるか
  • canonicalがあるか
  • robotsでブロックしていないか
  • リンクに説明があるか
  • モバイルで読みやすいか

SEO点数が高くても、検索順位が保証されるわけではありません。あくまで技術的な土台の確認です。

Opportunities と Diagnostics

Lighthouseの結果には、改善候補が表示されます。

種類意味
Opportunities改善すると速くなる可能性があるもの
Diagnostics詳細な診断情報
Passed audits問題なかった項目

まずは赤やオレンジの指摘を見ます。ただし、すべてを機械的に直す必要はありません。

点数より見るべきもの

点数だけを見ると、改善の優先順位を間違えることがあります。

見る順番:

  1. 実際にユーザーが遅く感じる場所
  2. LCP対象の要素
  3. 大きすぎる画像
  4. Consoleエラー
  5. アクセシビリティの明確な欠落
  6. SEOの基本タグ

ポイント: Lighthouseは「全部100点にする」より、「ユーザー体験に効く指摘から直す」方が実務的です。

まとめ

Lighthouseは、Performance、Accessibility、Best Practices、SEOをまとめて確認できる診断ツールです。

点数は目安です。重要なのは、どの画像が重いのか、どの要素がLCPなのか、どのUIにアクセシビリティ上の問題があるのかを読み取ることです。

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