コードの向こうに利用者がいる:問い合わせから改善点を見つける

入門 | 8分 で読める | 2026.07.10

公式ドキュメント

開発中は、画面を機能の集合として見ます。利用者は機能を使いたいのではなく、申込み、検索、提出など自分の目的を達成するために画面を使います。

問い合わせには、コードだけを見ていては分からない利用者の前提が含まれています。

問い合わせを4層で読む

確認すること
表面どの画面で何が起きたか
目的利用者は何を完了したかったか
背景端末、時間、知識、制約は何か
構造同じ困り方が起きる設計になっていないか

「ボタンが押せない」という報告でも、ボタンの不具合とは限りません。入力条件が伝わらない、処理中だと分からない、エラーが画面外に出ている可能性があります。

利用者の言葉を観察する

利用者が「登録」「保存」「提出」をどう呼ぶかは、画面の文言を見直す材料になります。開発者だけに通じる用語をそのまま表示していると、操作を迷わせます。

ただし、一件の声をそのまま全員の要望と考えてはいけません。次の情報と組み合わせます。

  • 同じ内容の問い合わせ件数
  • アクセス解析やエラーログ
  • 操作の再現結果
  • 対象利用者の範囲
  • 改善による別の利用者への影響

回答して終わらせない

問い合わせ対応後に、次を記録します。

利用者の目的:
つまずいた場所:
画面から読み取れなかった情報:
一時的な案内:
プロダクト側で直せること:

案内文を増やすだけでなく、入力制約を見直す、エラーを近くに表示する、処理状態を見せるなど、問い合わせ自体を減らす改善を考えます。

ポートフォリオにも利用者を書く

成果物のREADMEでは、使用技術だけでなく「誰のどんな困りごとを解決するか」「利用者の声から何を直したか」を説明すると、設計判断が伝わります。

参考リソース

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