グローバルIP・プライベートIP・localhost・127.0.0.1の違い

入門 | 10分 で読める | 2026.06.16

公式ドキュメント

IPアドレスとは、ネットワーク上の機器や通信相手を識別するための住所のような番号です。ただし、すべてのIPアドレスがインターネットから直接届く住所というわけではありません。

一言でいうと

グローバルIPはインターネット上の住所、プライベートIPは家庭や会社の中の住所、localhostは自分自身を指す特別な名前です。

4つの違い

名前意味
グローバルIP203.0.113.10インターネット上で使う住所
プライベートIP192.168.1.20家庭や会社のLAN内で使う住所
localhostlocalhost自分のPCを指す名前
ループバックIP127.0.0.1, ::1自分自身を指すIPアドレス

203.0.113.10 は説明用のアドレスです。実在サービスの確認には使いません。

プライベートIPの範囲

IPv4では、次の範囲がプライベートIPとして予約されています。

範囲よく見る場所
10.0.0.0/8会社、クラウド、VPN
172.16.0.0/12Docker、会社ネットワーク
192.168.0.0/16家庭用ルーター

プライベートIPはLAN内で再利用できます。別の家や別の会社にも 192.168.1.10 が存在してよい、ということです。

localhostと127.0.0.1

localhost は、自分のPCを指す名前です。多くの環境では 127.0.0.1 またはIPv6の ::1 に解決されます。

ping localhost
ping 127.0.0.1

開発中に http://localhost:3000 を開く場合、インターネット上のサーバーへアクセスしているのではありません。自分のPCで起動しているアプリへアクセスしています。

NATとの関係

家庭や会社のPCは、プライベートIPを使っていることが多いです。そのままではインターネットへ直接出られないため、ルーターがNATで変換します。

PC: 192.168.1.20
  -> ルーターで変換
  -> グローバルIPでインターネットへ出る

プライベートIPのPCがWebサイトを見られるのは、ルーターがNATで通信を中継しているためです。

自分のIPを確認する

macOS/Linuxでは次を使えます。

ip addr
ifconfig

Windows PowerShellでは次を使えます。

ipconfig

ブラウザで「自分のグローバルIP」を調べるサービスを見ると、ルーターの外側で見えているIPが表示されます。

よくある誤解

誤解実際
192.168.x.x は世界で一意LANごとに再利用されます
localhostはインターネットのどこか自分自身です
グローバルIPなら必ず外部から接続できるファイアウォールやルーター設定で遮断される場合があります
IPアドレスだけでWebアプリに届く多くの場合、ポート番号も必要です

まとめ

グローバルIPはインターネット上の住所、プライベートIPはLAN内の住所、localhostと127.0.0.1は自分自身を指します。開発、デプロイ、ネットワーク不調の切り分けでは、この違いを混同しないことが重要です。

参考リソース

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