301リダイレクトとcanonicalの違い

入門 | 10分 で読める | 2026.06.16

公式ドキュメント

301リダイレクトとcanonicalは、どちらもURLの統一で使われます。ただし、ブラウザを実際に移動させるか、検索エンジンへ正規URLを伝えるかが違います。

一言でいうと

301リダイレクトは利用者を別URLへ移動させる設定で、canonicalは検索エンジンへ正規URLを伝えるHTML上のヒントです。

まず比較

項目301リダイレクトcanonical
動きブラウザを別URLへ移動させるページ内で正規URLを示す
対象利用者、ブラウザ、検索エンジン主に検索エンジン
HTTPステータス301 Moved Permanently200 OK のHTML内に書く
使う場所サーバー、CDN、ホスティング設定HTMLのhead
強さ強いヒントとして扱われる

301リダイレクト

301リダイレクトは、URLが恒久的に移動したことを示します。

HTTP/1.1 301 Moved Permanently
Location: https://www.example.com/

たとえば、http://example.com/ へ来た利用者を https://www.example.com/ へ移動させる時に使います。

canonical

canonicalは、HTML内で「このページの正規URLはこれです」と伝えるタグです。

<link rel="canonical" href="https://www.example.com/" />

ページはそのURLのまま表示されます。利用者のブラウザは移動しません。

使い分け

状況優先する対応
wwwあり・なしを統一したい301リダイレクト
HTTPをHTTPSへ統一したい301リダイレクト
旧URLから新URLへ移行したい301リダイレクト
並び順やクエリ違いの重複を示したいcanonical
同じ内容の一覧ページが複数あるcanonicalを検討

利用者を実際に移動させたいなら301、検索エンジンへ正規URLを伝えたいならcanonicalを使います。

両方使うこともある

URL移行では、301リダイレクトで新URLへ移動し、新URL側のHTMLには自分自身へのcanonicalを置くことがあります。

http://example.com/page
  -> 301
https://www.example.com/page
  -> canonical: https://www.example.com/page

ただし、矛盾した設定にしないことが重要です。

よくある失敗

失敗何が問題か
301先とcanonical先が違う正規URLの意図がぶれる
canonicalだけでwww統一しようとする利用者は移動しない
一時的なABテストに301を使う恒久移動として扱われる
リダイレクトがループするページが表示されない

よくある誤解

誤解実際
canonicalを書けばURLが変わるブラウザは移動しません
301はSEO専用利用者の移動にも関係します
302と301は同じ一時移動と恒久移動で意味が違います
canonicalは必ず検索エンジンに採用されるヒントとして扱われます

まとめ

301リダイレクトは利用者を別URLへ移動させる仕組み、canonicalは検索エンジンへ正規URLを伝える仕組みです。wwwあり・なしやHTTP/HTTPSの統一には301を使い、重複URLの整理にはcanonicalを補助的に使います。

参考リソース

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