レジストラ・ネームサーバー・DNSゾーンの違い

入門 | 10分 で読める | 2026.06.16

公式ドキュメント

レジストラ、ネームサーバー、DNSゾーンは、ドメイン管理でよく出てくる言葉です。どれもDNSに関係しますが、役割は違います。

一言でいうと

レジストラはドメインの登録先、ネームサーバーはDNS情報の問い合わせ先、DNSゾーンは具体的なレコードを置く設定場所です。

まず比較

用語役割
レジストラドメインを登録・更新する事業者
レジストリTLD全体を管理する組織
ネームサーバーそのドメインのDNS情報を返すサーバー
DNSゾーンA、CNAME、MX、TXTなどの設定一式
DNSレコードDNSゾーン内の具体的な1行の設定

レジストラとは

レジストラは、利用者がドメインを登録する窓口です。

レジストラで主に行うこと:

  • ドメイン取得
  • ドメイン更新
  • 登録者情報の管理
  • ネームサーバー指定
  • ドメインロック

レジストラの画面でDNSレコードも編集できる場合がありますが、DNS管理先を別サービスに変えることもあります。

ネームサーバーとは

ネームサーバーは、「このドメインのDNS設定はここに聞いてください」と示されるサーバーです。

たとえば、レジストラ側で次のように指定します。

ns1.example-dns.net
ns2.example-dns.net

利用者のブラウザやDNSリゾルバは、最終的にこのネームサーバーの情報をもとに、AレコードやCNAMEを確認します。

DNSゾーンとは

DNSゾーンは、あるドメインに関するDNSレコードをまとめた設定領域です。

example.com.      A      203.0.113.10
www.example.com.  CNAME  example-hosting.example.net.
example.com.      MX     10 mail.example.com.

ゾーンをどのサービスで管理しているかによって、DNSレコードを編集する管理画面が変わります。

よくある構成

構成説明
レジストラDNSを使うドメイン取得先でDNSも管理する
CloudflareなどへNS変更DNS管理を別サービスへ移す
ホスティング付属DNSを使うサーバー会社のDNSで管理する
社内DNSで管理組織内でDNSを管理する

DNSレコードを編集する場所は、ドメイン取得先ではなく、現在指定しているネームサーバー側です。

よくあるミス

ミス何が起きるか
レジストラ側でDNSを編集したがNSは別サービス変更が反映されない
ネームサーバーを変更した直後に確認する反映待ちで結果が揺れる
旧DNSゾーンにレコードを残したまま実際には使われていない可能性がある
TXT所有確認を違うゾーンに入れるサービス側が確認できない

よくある誤解

誤解実際
ドメインを買った会社でDNSを必ず編集するネームサーバー指定先で編集します
ネームサーバーとDNSレコードは同じネームサーバーは問い合わせ先、レコードは設定内容です
NS変更は即時に世界中へ反映されるキャッシュやTTLの影響があります
DNSゾーンは1つしか作れない管理先ごとに存在しても、使われるのは指定NS側です

まとめ

レジストラはドメイン登録、ネームサーバーはDNS問い合わせ先、DNSゾーンはDNSレコードの設定場所です。DNS設定が効かない時は、まず「現在のネームサーバーはどこか」を確認します。

参考リソース

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