スループットとは、一定時間にどれだけの処理をこなせるかを表す指標です。
簡単に言うと、「処理量」です。
スループットとは
スループットは、システムがどれくらい多くの仕事を処理できるかを見るために使います。
たとえば、次のような見方があります。
- 1秒間に何件のリクエストを処理できるか
- 1分間に何件の注文を処理できるか
- 1時間に何件のファイル変換ができるか
サービスにアクセスが増えた時、スループットが足りないと処理が詰まりやすくなります。
レイテンシとの違い
レイテンシは「1回の反応の遅さ」、スループットは「一定時間の処理量」です。
| 用語 | 見ているもの |
|---|---|
| レイテンシ | 1回の処理が返るまでの待ち時間 |
| スループット | 一定時間に処理できる量 |
レストランで例えると、料理が1皿出るまでの時間がレイテンシ、1時間に何組のお客さんを対応できるかがスループットです。
スループットが低いと何が起きるか
スループットが低いと、アクセスが増えた時に問題が出ます。
- ページ表示が遅くなる
- APIの待ち時間が増える
- 注文処理が詰まる
- バッチ処理が終わらない
- サーバー負荷が高くなる
個人開発では最初から大規模対応を考えすぎる必要はありませんが、用語として知っておくと設計の理解が深まります。
改善の考え方
スループットを上げる方法には、次のようなものがあります。
- 無駄な処理を減らす
- データベースの検索を改善する
- キャッシュを使う
- 処理を並列化する
- サーバー台数を増やす
- 重い処理を後回しにする
ただし、改善にはコストがかかります。まずは測定し、どこが詰まっているかを確認しましょう。
初心者が覚えるポイント
初心者は、次の2つを分けて覚えるだけで十分です。
- レイテンシ:1人のユーザーがどれだけ待つか
- スループット:全体でどれだけ処理できるか
この違いがわかると、パフォーマンスの記事や技術資料が読みやすくなります。
まとめ
スループットは、一定時間に処理できる量です。レイテンシは待ち時間、スループットは処理量と分けて理解すると、Webサービスの性能を考えやすくなります。
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