何を見るべきか
AIがコードを書けるようになっても、プログラミング基礎は不要になりません。むしろ確認するために必要になります。
AIの出力を採用するには、何が書かれているか理解する必要があります。
基礎が必要な一番の理由は、AIのコードが自分の目的と条件に合うかを判断するためです。基礎は暗記量ではなく、入力、処理、出力、失敗条件を追うための共通語になります。

必要な基礎
| 基礎 | 理由 |
|---|---|
| 変数 | データの流れを見る |
| 条件分岐 | なぜその処理になるか分かる |
| ループ | 繰り返し処理を読める |
| 関数 | 処理のまとまりを理解する |
| SQL | データ保存と検索を理解する |
| HTTP | Webアプリの通信を理解する |
| Git | 変更履歴を管理する |
たとえば「60点以上を合格にする」と頼んだのに、AIが score > 60 と書けば60点だけ不合格になります。条件分岐と繰り返しを知っていれば、境界値を実行して確認できます。WebアプリではHTTPの基本、変更の確認ではGitとGitHubの違いが同じ役割を持ちます。
AIを使うほど基礎が効く
AIは、もっともらしい間違いを出すことがあります。基礎がある人は違和感に気づけます。基礎がない人は、そのまま受け入れてしまいます。
つまり、AI時代の基礎は「全部自力で書くため」だけでなく「AIの結果を検証するため」に必要です。
学習では、まず最小例を自分で動かし、次にAIへ説明や改善案を求め、最後に実行結果を比較します。AIを学習へ使うルールで依頼方法を整え、重要な判断は証拠で検証する手順に沿って残します。
まとめ
生成AI時代でも、基礎学習の価値は下がりません。学ぶ順番は、AIツール、基礎文法、成果物、検証力を組み合わせる形に変わります。