DevTools Console の見方:JavaScriptエラーを読む順番

入門 | 10分 で読める | 2026.07.09

公式ドキュメント

今回やること

この記事では、DevToolsのConsoleに出るJavaScriptエラーを読む順番を整理します。

Consoleは、JavaScriptがどこで止まったかを見る場所です。

Step 1: エラーを怖がらず分解する

Consoleの赤いエラーは長く見えますが、見る場所は決まっています。

例:

TypeError: Cannot read properties of null (reading 'addEventListener')
    at main.js:12:8

まず次の4つに分けます。

部分意味
TypeErrorエラーの種類
Cannot read…何が起きたか
main.jsどのファイルか
12:8何行目・何文字目か

Step 2: エラー名を見る

よく見るエラー名:

エラー名よくある原因
TypeError値の型や中身が想定と違う
ReferenceError変数が存在しない
SyntaxError文法が間違っている
RangeError範囲外の値を使った

エラー名だけで原因が決まるわけではありませんが、調査の入口になります。

Step 3: メッセージを読む

次に、エラーメッセージを読みます。

Cannot read properties of null

これは、null に対して何かを読もうとしたという意味です。

よくある例:

const button = document.querySelector("#submit");
button.addEventListener("click", () => {});

#submit が画面に存在しなければ、buttonnull になります。その状態で addEventListener を呼ぶとエラーになります。

Step 4: 行番号へ飛ぶ

Consoleのエラーには、ファイル名と行番号が表示されます。

main.js:12

クリックするとSourcesパネルで該当行へ移動できます。

確認すること:

  • その行で何をしているか
  • 変数の中身は想定通りか
  • DOM要素は存在するか
  • APIレスポンスの形は想定通りか

Step 5: stack traceを見る

複数行のエラー表示は、呼び出し履歴を表していることがあります。

at handleClick (main.js:20)
at HTMLButtonElement.<anonymous> (main.js:35)

上から下へ「どこでエラーが起きたか」「どこから呼ばれたか」を確認します。

最初は一番上の自分のコードを見ることが多いです。ライブラリ内部の行が出ている場合も、原因は自分の渡した値にあることがあります。

Step 6: console.logで確認する

原因が分からない場合は、該当行の前に console.log を置きます。

const button = document.querySelector("#submit");
console.log(button);

null と表示されたら、セレクタかHTML側を確認します。

ただし、調査が終わったら不要な console.log は消します。

よくあるパターン

エラーよく見る場所
Cannot read properties of nullDOM要素がない
is not defined変数名・import忘れ
Unexpected token文法ミス、JSONではないレスポンス
Failed to fetchAPI URL、CORS、Network

実践メモ: Consoleのエラーは、全文を貼るより「エラー名、メッセージ、ファイル名、行番号」を分けて整理すると質問しやすくなります。

まとめ

Consoleのエラーは、エラー名、メッセージ、ファイル名、行番号、stack traceの順に読みます。

JavaScriptが動かない時は、まずConsoleを開き、該当行の変数やDOM要素を確認します。Networkの失敗が原因でConsoleにエラーが出ることもあるため、必要に応じてNetworkも合わせて見ます。

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